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メタボ健診(メタボ健診)診断基準見直しへ(厚生労働省)

2016.05.30

メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の予防を目的としたした特定健康診査(メタボ健診)について、厚生労働省は、従来の診断基準を見直し、腹囲が基準未満の場合も血圧などの検査値が基準を超えれば、特定保健指導とする方針を決定いたしました。

腹囲が男性85センチ以上、女性90センチ以上であることや身長と体重で計算する体格指数(BMI)が基準として、
血圧、血糖、血中脂質の数値に異常がある人を対象に、生活習慣の改善など健康指導の対象としていました。

しかし、近年、腹囲やBMIが基準値未満でも、血糖値や血圧、血中脂質濃度に異常があると、心血管疾患や生活習慣病の発症リスクが高まるケースがあるなど、本当に指導が必要な人が見落とされているという懸念から新たな基準を導入することとなりました。

新制度では、血圧、血糖、血中脂質の各検査結果を基に、心筋梗塞(こうそく)などの循環器病のリスクの有無を判断し、腹囲が基準以上の人は、従来通り保健指導の対象とます。
基準未満の人には内臓脂肪蓄積以外のリスク因子を特定する必要があるため、原因を調査できる方法や、原因ごとの新たなプログラムが開発される予定です。
新基準による健診は、2018年から実施される予定です。

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