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2040年の認知症患者数584万人、健康志向により従来より下方修正(厚生労働省)

2024.05.09

厚生労働省は、認知症施策推進関係者会議において今後の認知症と軽度認知障害(MCI)の患者数を新たに推計した結果を公表しました。
2040年には認知症患者が約584万人(従来は802万人)、軽度認知障害(MCI)患者が約613万人と推計しています。

減少した要因について、調査研究を担った九州大学 二宮利治教授は

喫煙率の全体的な低下、
中年期~高齢早期の高血圧や糖尿病、
脂質異常などの生活習慣病管理の改善、
健康に関する情報や教育の普及による健康意識の変化

などにより、認知機能低下の進行が抑制され、認知症の有病率が低下したと考察しています。

「認知症及び軽度認知障害の有病率調査並びに将来推計に関する研究」資料
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/ninchisho_kankeisha/dai2/siryou9.pdf

認知症施策推進関係者会議(第2回)議事次第(内閣官房)
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/ninchisho_kankeisha/dai2/gijisidai.html

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