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アルツハイマー病と女性ホルモン、BMIの関係についての報告・東邦大学

2017.04.21

東邦大学医学部の本間尚子准教授らの研究グループは、アルツハイマー病女性患者の脳では、女性ホルモンの代表である「エストロゲン」の受け手が減少している部位があることを示し、やせすぎは脳内エストロゲン濃度低下につながり、脳の健康維持に、エストロゲンと適切な食生活が重要である可能性を示す報告を雑誌Scientific Reportsにて発表しました。

エストロゲンは女性の健康維持に重要で、エストロゲンがアルツハイマー病予防に働く可能性が指摘されています。

アルツハイマー病は男性よりも女性に優位に多く、閉経後に増加します。
また、閉経後女性の血中エストロゲンレベルは男性以下になり、その血中エストロゲンレベルの低下がアルツハイマー病につながる可能性が指摘されています。

BMI(肥満判定の国際基準)は、脳内エストロゲン濃度と強い正の相関関係にあることが判明し、アルツハイマー病患者では明らかな認知症症状発症前から体重が減少することが知られていますが、過度のやせは脳のエストロゲン濃度維持という点では好ましくないことが示されたそうです。


報告の詳細は、東邦大学プレスリリースをご確認下さい。
http://www.toho-u.ac.jp/press/2017_index/20170410-768.html

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