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認知症基本法案要綱(衆議院)

2019.06.30

自民、公明両党が、6月20日に衆議院に提出した認知症基本法案の要綱です。

基本理念として、下記の6項目が挙げられています。

三 基本理念
認知症施策は、次に掲げる事項を基本理念として行われなければならないこと。 (第三条関係)

1 常に認知症の人の立場に立ち、認知症の人及びその家族の意向の尊重に配慮して行われること。

2 認知症に関する国民の理解が深められ、認知症の人及びその家族がその居住する地域にかかわらず日常生活及び社会生活を円滑に営むことができるとともに、認知症の人が地域において尊厳を保持しつつ他の人々と共生することを妨げられないことを旨とすること。

3 認知症の人の意思決定の支援が適切に行われるとともに、その意向を十分に尊重し、その尊厳を保持しつつ、切れ目なく保健医療サービス、福祉サービスその他のサービスが提供されること。

4 認知症の人に対する支援のみならず、その家族その他認知症の人と日常生活において密接な関係を有する者(以下「家族等」という。)に対する必要な支援が行われること。

5 認知症に関する専門的、学際的又は総合的な研究を推進するとともに、認知症及び軽度認知障害(アルツハイマー病その他の疾患により認知機能が低下した状態(認知症を除く。)として政令で定める状態をいう。第三の四及び第三の七の1において同じ。)に係る予防、診断及び治療並びにリハビリテーション及び介護方法その他の事項に関する研究開発等の成果を普及し、活用し、及び発展させること。

6 教育、地域づくり、雇用、保健、医療、福祉等の関連分野における総合的な取組として行われること。


秋の臨時国会で成立を目指すそうです。

認知症基本法案要綱原文はこちら
http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/youkou/g19805030.htm

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